今から十数年前のこと、少年は
ギター部員だった。
ギター部って名前は今になって考えると結構面白い。
エレキギターが禁止の学校だった。
エレキギターは教育上よろしくないとの理由で・・・。
少年は入学早々がっかりした。
hideが好きだった少年は当時、エレキギターしか持っていなかった。
しょうがないから、アコースティックギターを買った。
弾き語りをするようになった。
思いのほか周囲からの評判が良かった。
しかも、ギターではなく歌の方をほめる人が多かった。
クラスの女の子にも褒められた。
恥ずかしがり屋で内気だった少年は歌うことが好きになった。
勘違いをした少年は、その後に組んだバンドでボーカルになった。
手に持っていたのはギターではなく、赤いタンバリンだった。
楽しくてしょうがない時間を過ごした。
勘違いも時には人を豊かにしてくれる。
年をとった少年は歌うこともギターもタンバリンも好きだけれど
カラオケになるといまだに照れてしまう。
人生はややこしいね。
posted by 牛尾 まなび at 23:57|
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